BCのセミリタイアまでの道のり

最近は米国株、ETFなどを不定期にレポートしてます。皆さんのお役に立てば嬉しいです。

グロース株投資のピットフォール

 グロース株投資において重要なことは以下になります。

  1. 時価総額が小ぶりで今後の増大が見込まれること
  2. 成長速度が速いこと
  3. 企業が決算において目標をしっかりと上回り続けられること

株価の値上がりはつまり時価総額の増大に他なりません。

この辺りのことを記事にしたいと思います。

グロース株投資とは

改めて現代におけるグロース株投資というものを考えると、

一般的なイメージは以下のようなものでしょうか。

  1. 市場が成長期にある
  2. その市場の中で競合優位性を有しており、自社の売り上げも急成長している
  3. その競合優位性はテクノロジーやブランドに起因する
  4. 売り上げあたりの投資キャッシュフローが高く、
    利益の優先度も低く、配当性向もゼロもしくはかなり低い

従い、その企業の成長が本当に実現可能だと期待できているうちは評価は変わらない。

その期待は決算によってコントロールされるために、

株価の動きの特徴としては四半期決算の度に

は高騰もしくは暴落を繰り返していく。

投資家はもちろん、値上がり益目的での投資となり、その期間はどこまで期待を実現できているかとなる。終わりなき成長への闘いを続けるわけですね。

成長の限界(FANNGには投資できない)

どの企業であっても成長に終わりはきます。

ただグロース株投資の場合は、期待する成長を下回った時が終了となるのが、
一般のイメージと違うかもしれませんね。見切りが早いのです。

また時価総額が小さい時と大きくなってからの成長はスケール感が違うので、
売り上げ倍増なんて絶対できなくなります。

考えてみたら当たり前なんですが、時価総額1兆円の企業と10兆円の企業の10倍と言うのは、10兆円と100兆円なので、
実現可能性が、どちからかといえば前者の方が高いでしょう。

つまりは時価総額が大きい企業は、グロース株投資という観点からするとどうしても劣後しやすいということになります。

つまりFANNGは投資対象から外れます。これは成長をしていないわけなく、
あくまでグロース株投資という観点では投資妙味が低いということです。

私たちは、時価総額が小さく、これからFANNGとまでは行かなくとも、近しい存在になる可能性のある企業への投資が求められます。

グロース株投資が高配当株投資に勝る点とは

一方で、グロース株投資が高配当株投資に勝る点もあります。

これはグロース株投資の対象となる企業は、攻める側にあることです。

つまり市場を創出する、先行者利益をえる企業体なのですね。

一方での高配当株投資の対象となる企業は、すでに成熟してきている市場の覇者であり、新規参入者を弾く側、つまり守る側になります。

現代のように、市場の境界線がなくなっている状況においては、グロース株投資の方が勝る点があるのはこの部分です。

例えば、自動車産業やタバコ産業でしょうか。

自動車産業は、GMなんかは永久保有株の一つであったかもしれませんが、今では成長は見込めないし、電気や自動運転だけでなくシェアエコノミーにも攻め込まれてしまっているので、配当をいくら出してくれても投資をする対象にはなりにくいですね。

それならLYFTUBERの方が可能性があります。今は投資キャッシュフローを厚くすべき時ですが、十分な見返り、つまりは時価総額の増大が見込まれます。

またタバコ産業は意外かもしれませんが、買収による成長が続いていた中でかなり企業が限られてきている一方で、市場が縮小し電子タバコへの変化も起こり、
かつ他の大麻なんかも競合になってくることを考えると高配当株としても持ちたくはありませんね。

グロース株投資はスピード感を持って時価総額の増大する企業を探す投資法

まとめますと、グロース株投資において重要なことは以下になります。

  1. 時価総額が小ぶりで今後の増大が見込まれること
  2. 成長速度が速いこと
  3. 企業が決算において目標をしっかりと上回り続けられること

外せないことは上記の3つで、あとは個別企業分析になるというところですね。

このスピード感が早くて、まだ時価総額が小さい企業というのは5年後、10年後にどのような企業となれるかとても楽しみです。

反対に落ちるときも早くて、見切りも必要だといえます。

そういう意味でも、単純な株式投資というよりも、経営に参加する意識で行える投資法かなとも考えられます。さらに米国には世界のカルチャーを変えるような新興企業がたくさん上場してきています。

こうした株式投資の醍醐味を味わえる米国株グロース株投資をこれからも続けていきたいと思います。