BCのセミリタイアまでの道のり

最近は米国株、ETFなどを不定期にレポートしてます。皆さんのお役に立てば嬉しいです。

【つみたてNISA】どこの証券会社で口座を開いて、どんな商品を選べば良いのか?ー金融機関選択ー

兄からつみたてNISAについて教えてくれという連絡がありました。

「どうしたらええのん?」

「ジュニアNISAもやった方がええの?」

ということでした。

 

これから実際に進めていくわけですが、

折角なのでここでどんな風に進めたら良いかを書いて置こうと思います。

 

【問題】

つみたてNISAでどこの証券会社で口座にを開いて、どんな商品を選べば良いのか?

 

まずは金融機関の選択から。

 

結論になりますが、

証券会社はネット証券(楽天証券SBI証券マネックス証券など)を選べば良い

となります。

 

これについて、つみたてNISAのことも含めて、

少し丁寧に考えていきたいと思います。

つみたてNISAは70万円手元の現金を増やせる制度
(年利回り5%で20年運用した時)

 

まずつみたてNISAがどんな制度かを確認します。

 

覚えている範囲ですが、

・20年間毎月つみたてする

・金額は年間40万円(毎月3万円ちょっと)

投資信託はつみたてNISA用の投資信託ラインナップの中から選ぶ

というところですね。

これで譲渡益非課税になるということです。

ですので長期に運用してリターンが得られる商品を選びます。

 

通常は利益に対して2割課税されるわけですから、

この制度を利用するだけでリターンが1.25倍になるわけですね。

 

具体的には、

4%は5%に、

5%は6.25%に、

6%は7.5%に!!!

 

要は税引前のリターンが得られるということです。 

 

では例えば20年間積立てた時はどれくらいのリターンがあるのでしょうか。 

5%の年平均リターンだとすると、

投資金額は最初の1年分、40万円だけで考えて、

40万✖️5%✖️20年=40万(リターン)

これが通常だと税引後で4%のリターンになってしまうので、

金額としては20年間でおおよそ、8万円の差額となるわけですね。

本当は複利なのでもっと大きくなりますが、簡略化のためここでは省きます。

 

さて20年間40万円ずつつみたてたとして全てを計算してみると、

Σ40万✖️5%✖️k(k=1からn)として、

=2万✖️1/2✖️n✖️(n-1)

(n=20を代入する)

=1万✖️20✖️19

=380万

これで4%の時と比べると72万円の差が出ますね。

 

ちょっと数列の計算が久しぶりすぎて自信ないです。

ただまあ正確ではなくとも良いのでだいたい制度を使うかどうかで

70万程度の差額が出ると考えれば良いわけですね。

 

これで行くと多少の手間はかけても制度を利用する価値はありそうですね。

 

どこの金融機関で口座を開設すれば良いのか?

これは金融機関でNISA口座を作れるのは、一社だけになっています。

結論から言えば楽天証券SBI証券マネックス証券くらいで

あればあとは好みで決めれば良いかなと思います。

 

決め方ですが、

まず対面かネットの金融機関でいくかどうかですかね。

対面だとサービスが良い分そのコストが手数料に転嫁されてしまいますので、

何かとコストが増えてしまいます。

 

そのサービスが本当に必要かと言うと、そうでもないんですよね。

ネット証券はそうしたサービスがない分コストが抑えられます。

 

対面証券の良さはあるのですが、若い方には不要なものが多いです。

つまりサービスが過大になってしまいますので、

若い方であればネット証券で十分ということでしょう。

 

そもそもつみたてNISA自体が20年間のものになりますので

大体40代くらいまでの若い方が対象になりますね。

そうするとネットの金融機関を選べば良いとなります。

 

そしてネットの3社の中ではどこを選べば良いかを考えましょう。

楽天、SBI、マネックスですが、これは好みで良いのではないでしょうか。

商品ラインナップにそう大きな差はないですから。

 

私自身は楽天証券にしておりまして、

理由はクレジット引き落としができるからでした。

クレジット引き落としにすれば投下した金額に対して1%のポイント還元があります。

そのため、20年間で800万投資するとすれば楽天ポイントが8万円分得られますので、

多少の足しにはなるかなというところです。

 

またプライベートでも楽天カードを使っていて、楽天ポイントを使う機会も多いから

と言うこともありました。

 

ただ、この8万円分の楽天ポイントのためだけに、

全ての方が楽天証券会社を選ばなきゃならない、とまではならないですね。

 

以下のようなパターンが想定されます。

a,NISA口座だけ楽天証券で口座開設をして他の運用はSBIやマネックスを併用する

b,証券口座は楽天証券で統一させる

c,SBI証券、もしくはマネックス証券で統一させる

 

a,の手間をかけても良いのであれば、

例えばSBI証券住信SBIネット銀行で米国為替手数料4銭というのもありますし、

マネックス証券日本株の分析なんかもしやすくて案外使いやすいので、

必要に応じて複数の証券口座を管理していく、というのがオススメです。

 

ただ複数のネット証券を持ちたくない、

管理も複雑になりますので、8万円分の楽天ポイントももらえますから、

b,のケースのように楽天証券でまとめてしまっても良いかなというところです。

 

c,のケースももちろんあります。

楽天証券のポイントは捨ててしまいますが、

そもそも何かと複雑なのが楽天証券のイマイチなところではありますので、

あまり関わらずにSBI証券マネックス証券にしてしまうと言うのも、

もちろんありですね。

 

このa,b,cに関しては個人の判断ですね。

 

最後に私は1年くらい使った経験からは、

銀行の使いやすさが楽天銀行よりも住信SBIネット銀行に軍配が上がるかな、

あと米ドルの為替手数料が低いので、

というので最近は楽天証券はつみたてNISAに絞ろうかなと考えています。

 

まとめ

今日は自分の兄からつみたてNISAの相談を受けましたので、

一番初めに考える、どこの金融機関で口座を開設するのかというお話をいたしました。

NISA口座は一つだけになりますので、どこか選ぶ必要があります。

 

そもそもNISAってやればいくらリターンがあるのかということですね。

つみたて投資を長期間するのであれば手元に残るお金が増えるので、

だいたい100万円くらい増えるのであれば、

少々手続きが面倒でもやった方ががいいですよねというお話です。

 

また長期間の資産形成になりますので若い方が対象になります。

そのためネット証券で十分ということで3社検討してみました。

 

商品ラインナップはそんなに変わらないのでどこでも良いのです。

あとは個人のこれまでの状況を考慮して、

楽天でもよければポイントがつけられますので楽天証券にしましょうということ。

 

別に構わなければ、SBI証券マネックス証券でも十分なサービスが受けられます。

複数口座を管理してもよければ併用するのもありですね。

 

そういうことで、つみたてNISAの金融機関を選択編でした。

次回も機会がありましたら、どんな商品を選ぶのが良いのか、

を考えてみたいと思っています。

 

それでは、とても簡単な内容ではありましたが、

これからつみたてNISAを始められる方に少しでもお役にたてられれば幸いです。

 

Best Wish To Everyone!!