【銘柄分析】ネットフリックス(NFLX)について
みなさん、最近家で地上波のテレビを観る機会ってずいぶん減っていませんか。
コンプライアンスも厳しくて尖った番組が少なくなり、どれも似たような仕上がりになってしまっています。
そういう批判はテレビ業界に限らずですかね。
一方でネットフリックスやアマゾンプライム、Disney+など新たな動画視聴サービスは盛り上がってきています。
私はネットフリックスを契約して1年以上、くらいですが、特にネットフリックス制作の動画は面白いです。
子供向けの役に立つものアニメから成人向けの尖ったドラマまで幅広くて、家で少し時間ができたときなんかに家族で観ています。
それで、株はどんな状態かなと知りたくなったので、調べてみました。
「投資と消費の行動を一致させる」ことが個別株投資の判断基準の一つになっています。良ければ買いたいのですが、どうなるでしょうか。
1、ネットフリックスとは
ネットフリックスについては以下の投資家向けホームページが一番ですね。
ビジョンが明確で熱い想いを感じさせられます。
テレビや映画が牽引していたエンターテイメントに切り込んで新たに世界をリードしていくということですね。
会員制で視聴できるということで、
映画館に行く必要もないし、
テレビのように時間に縛られることない。
コンテンツを自由な時間に見られる。
かつスポンサーが必要ないので会員に認められることだけを追求したものを作れる。
以下参考までネットフリックスのホームページ、投資家向けのものです。
2、ネットフリックスの近年の売上と営業利益、フリーキャッシュフローの推移
2019年まで10年間の数字を確認しておきたいと思います。
売上がきれいな右肩上がりで営業利益もついてきていて好感がもてます。
一方でフリーキャッシュフローが悪化し続けていて、なんで?となりますね。
これについては、以下のブログでとてもわかりやすく説明がされていました。
要するに、コンテンツを買っていてその分が資産に計上されている。
また償却も4年でしていることから健全な運営がなされているということですね。
以下、リンクを張らせていただきます。
また会社側も2020年にはFCFが改善してくるとアナウンスをしているようです。
3、ネットフリックスの財務分析
最新の決算の分析については以下にございました。
ネットフリックスの成長性に関しては、会員の伸びがすべてになります。
あとの資金をどう使うかについては、経営的判断で今はコンテンツの買い付けを行っているということです。
念のため資産比率で確認してみると確かにFCFが悪化と同じく無形資産が急拡大しています。
また債権は株式に対して相対的に増えていますが、ここ数年は安定してきています。
さて、最後にEPS,BPSも確認しておきましょう。
上記からネットフリックスはヤンチャな企業ではありますが、
近年落ち着いてきていて、会社側のアナウンス通りにFCFが改善してくれば投資してみたいと思う、というところです。
ただ、Disney+の影響で会員数の増加が伸び悩むとすれば、それは成長について疑問がついてくることになります。
それぞれ共存していく方向にはありそうですが、まだ成長フェーズにあるために、この数年が安定的な地位を作れるかの正念場と言えそうです。
4、ネットフリックスのチャートと投資判断
株価は2018年7月の高値から1年半調整をし、リターンはS&P500に劣後しています。
2018年12月と2019年8月に安値を付けてから再度最高値にトライするカタチです。
まだ成長株という位置づけになりますので、ここで成長性に疑義がつくのは避けたいところですが、
ここを乗り切るとさらに成長がみえてさらに数年たったころには安定株となる、
といったストーリーを期待されます。
また私個人のネットフリックスの評価は高く、ディズニー派でもないのがありますが、
コンテンツはとびぬけてるなと考えています。
ですので条件が整えば買いたい、というところです。
そこで今年に関して言えばその場合の条件は以下になります。
①北米での会員増加が予想を上回る
②FCFが+に転じる
というところでしょうか。
さて、ネットフリックスの分析はいかがでしたでしょうか。
本ブログは特定の銘柄を推奨するものではなく、投資判断は個人の責任になります。
特にこうしたやや難易度の高い株は推奨なんてできません。
ただこうした分析が好きなので書かせていただきました。
少しでもこの記事がお役に立てば幸いです。
Best wish to Everyone!